キャッチャー

今回はキャッチャーに焦点を合わせました。
キャッチャーはホームのクロスプレー以外は目立たない存在です。
目にはよく映るのですが、存在感は薄いようです。
見る側はピッチャーや打者に意識がいくからです。
ところが、
キャッチャーは大事な存在です。
守備のかなめです。
考えてみれば面白いものです。
キャッチャーだけが反対方向を見ています。
ほかの8人は打者を見ているのですが、
キャッチャーだけは味方の8人を見ているのです。
だから、
味方の様子がよく分かります。
また、
打者の一番近くにいるので打者の様子もよく分かります。
このような情報をもとにキャッチャーはいつも考えて、
次はどうすべきかを判断するのです。
だから、
キャッチャーは頭脳明晰でなければなりません。
そして、
常に冷静でなければなりません。
どっしり構えたキャッチャーほど、
味方に安心感を与えるものはありません。
目だたず、腐らず、慌てず。
キャッチャーとはそういうものなのです。


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