力尽きるとも・・

s_20060727_marine_d2h_0489.jpg

この試合は壮絶であった。

2006年の夏の千葉大会・準決勝である。

千葉経大附習志野である。

延長11回、千葉経大附が2対1で習志野を破った。

見事なサヨナラ勝ちである。

しかし、
私は負けた習志野にフォーカスをあてた。

エース・佐々木くんにだ。

冒頭の写真はゲームセットの瞬間、
グラウンドに泣き崩れた佐々木くんの姿だ。

試合は投手戦であった。

しかもこの暑さの中である。

両校とも疲労のピークを迎えていた。

とくにエースの佐々木くんは限界を超えていたであろう。

s_20060727_marine_d2h_0260.jpg

11回の裏、いきなり三塁打が飛び出した。

s_20060727_marine_d2h_0442.jpg

無死3塁だ。

外野フライでもサヨナラだ。

スクイズもある。

習志野、絶体絶命。

s_20060727_marine_d2h_0451.jpg

そして、千葉経大附の打球は外野へ。

s_20060727_marine_d2h_0461.jpg

犠牲フライには十分な距離だ。

三塁走者が生還しゲームセットとなる。

よろこぶ千葉経大附ナイン。

s_20060727_marine_d2h_0470.jpg

佐々木くんにはもう力が残っていなかったのだろう。

これも実力なのだ。

残念だが、それを認めざるを得ない。

冒頭の写真をもう一度見てもらいたい。

目の前で泣き崩れる佐々木くん
千葉経大附はどのように見たのだろう。

勝ちも負けも紙一重。

次の試合は、自分たちがあんな目に会うかも・・。

だから、必死で戦う。

「負けた佐々木くんの分まで頑張ってやろう」

そう誓ったに違いない。

勝ちも負けも紙一重だ。

だから必死なのだ。

だからすがすがしいのだ。

お疲れさん、習志野高校

よく頑張った、佐々木くん

s_20060727_marine_d2h_0498.jpg













この記事へのコメント