「がむしゃら」が

再び記憶に残る試合です。
2004年7月19日、千葉マリンスタジアム
拓大紅陵 vs 志学館
志学館が後攻めで始まったこの試合は、
8回の表を終わって、
拓大紅陵が4対1と一方的にリードしていた。
しかし、野球は分からないもので、
ここから形勢が逆転したのだ。
3点を追う志学館は、
まず8回裏に2点を返した。
1点差だ。
そして、そのまま最終回を迎えた。
その逆転サヨナラの火ぶたを切ったのが、
代打の鹿島くんである。

会心の二塁打を放ったのだ。
代打といえば、
普段でも緊張するものである。
それが、
1点を追う最終回という土壇場で、
会心の二塁打である。


この試合は、この二塁打で決まりだ。
と、そのときにこの試合の結末を予感した。
価値ある二塁打だ。
後日、鹿島くんのファンからメッセージをもらった。
(下記抜粋)
『中学の時からいつも頑張っていて、
辛い時期もめげずに弱音をはかない
鹿島くんが大好きでたまらなかったです!
ワンプレーでこんなに感動を与えてくれて
本当にありがとう!!』
私もメッセージを・・。
元気だけで試合に勝てるとは思っていません。
しかし、勝つには元気が必要だと思っています。
ましてや、猛暑の中の一発勝負です。
元気がなくて勝てるはずがありません。
「てらい」を気にしない。
その「がむしゃら」をバカにしてはなりません。
おめでとう志学館。
根性の勝利だ。
これぞ、志学館だ。


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