合い言葉は「あきらめるな!」

しびれる試合を再現しよう。
冒頭の写真は、
その主役である土気(とけ)高校(千葉市)ナインである。
なんと、延長14回まで戦ってやっと終止符を打ったのだ。
しかも、14回の表に勝ち越し点を入れられた後に、
それをひっくり返してのサヨナラ勝利である。
試合を少しだけ振り返ろう。
2003年4月26日、千葉県野球場
安房 vs 土気
試合は1対1のまま延長戦になった。
安房は14回の表に1点を追加した。
このまま、裏を守り切れば勝利を得るところまで来ていた。
ところが、現実はそう甘くはなかった。
14回の裏。
土気はしぶとく食い下がった。

まず、関口くんがホームに頭から滑り込んだ。
同点だ。

土壇場で追いついたのだ。
これには応援団も座ってはいられない。
思わず立ってしまったのである。
このあと、土気は一気に追加点を入れた。
気がついて見れば、
その追加点がサヨナラ勝利となったのだ。
流れというのは恐ろしいものだ。
14回の表に勝ち越し点を入れて、
勝利を確信していながら負けてしまった安房。
今でも信じられないだろう。
しかし、この試合で学ぶことは多かった。
試合は最後まで分からない。
勝っていても、負けていても・・。
気を緩めるな。
あきらめるな。


この記事へのコメント