勝っておごらず

夏の千葉大会です。
「高校野球はこうでなくっちゃ」
という記事を紹介します。
志学館vs市川戦です。
この試合は志学館が勝ちました。
(冒頭の写真)
負けた市川は悔しそうです。
涙を流している選手もいます。
その後、
球場の外に出た両校は再び会いました。
市川のキャプテンが千羽鶴を、
志学館に渡しに持って来たのです。
(下の写真)
市川のキャプテンは田中くんです。
(背番号7番)

このとき、
志学館の選手は全員深々と頭を下げて、
お礼の気持ちを表しました。(写真)
それは、
どっちが勝者から分からないほどの、
頭の下げようです。
これを気持ちが良い光景と言わずして、
何を気持ちが良いと言おう。
両校とも試合の結果を忘れて、
相手の戦い振りをたたえあう。
高校野球は、勝ち負けではないのです。
もちろん、
試合ですので、勝ったほうが良いに決まっていますが。
それよりも、
試合のあとの態度が大事なのです。
こういう光景を見ると、
その思いがますます強くなります。
本当に気持ちの良い試合でした。
両校ともありがとう。


この記事へのコメント