勝負は終わるまで

高校野球は、終わるまで分からないものだ。
この試合もそうだった。
2点差をつけられていた京葉工業がひっくり返したのだ。
しかも9回の表だ。
土壇場でだ。

9回表、
近澤くんが、
ライト線へ2点タイムリー二塁打を放ち同点へ(上の写真)。
3対3だ。
このあと、
葛岡くんのレフト前安打により2点が入り逆転した。
この葛岡くんのレフト前安打は微妙だった。
一見、レフトが打球を捕ったように見えたが、
それは「ショートバウンド」だった。
ダイレクトキャッチではないので安打となった。
守備側から見れば、「不運」としかいいようがない。
ここは、
攻撃側の京葉工業に勢いがあったというべきか。
もちろん、審判の判定は正確で、公平だ。
一番近くで見ているからだ。
誤審ではない。
結局京葉工業は、
この回(9回表)一気に4点を入れた。
大逆転だ。
試合は、この勢いのまま終わった。
負けた東金高校は、
今でも負けた実感はしていないであろう。
高校野球とはそんなものだ。
勝負は終わるまで分からない。


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