逆転サヨナラ

高校野球で逆転サヨナラほど、
劇的で涙を誘うシーンはない。
その一つを紹介しよう。
◇時期:2014年7月14日
◇場所:袖ヶ浦球場(千葉県)
◇試合:学館船橋 vs 茂原樟陽(もばらしょうよう)
◇スコア:4 対 6
延長12回、茂原樟陽(もばらしょうよう)の逆転サヨナラ勝利。
この試合は接戦だった。
9回を終わって、4対4の同点だ。
そのまま延長戦に突入した。
先に動いたのは、学館船橋だった。
12回の表、2点を追加した。
この時点で、
6対4で、学館船橋の2点リードだった。
普通だったら、
このまま試合終了となるところだった。
しかし、
ドラマはここから始まった。
12回の裏、
茂原樟陽(もばらしょうよう)は1点を返して、
6対5と、1点差に追いついた。
しかも、まだチャンスが続く。
走者二、三塁だ。
ここで長打が出た。
一気に走者2人が帰り、
長い死闘に決着がついた。
勝ったチームは嬉しかろう。
負けたチームは悔しかろう。
いえ、
負けたチームは、
今でも負けた実感がないだろう。
夢のような試合だった。
でも夢ではない。
現実だ。
これが、現実なのだ。


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