これで勢いが

千葉県野球場です。
秋季千葉県大会の3回戦、成田vs木更津総合。
木更津総合は2点差を追いかけていた。
そのあせりもあったのだろう。
強引にホームへ突っ込んだ走者は、
わずかの差で「アウト」になった。
強引過ぎたと言えばそれまでだ。
しかし、
ここは「行け行け」の場面であった。
走者としては、
ここは「行く」しかなかったのだ。
運を天に任せて突っ込むしかなかった。
アウトになった走者を、
誰も責めることはできない。
結果論をいうのは誰でもできる。
ここは、
果敢に攻めた走者を褒めよう。
案の定、
木更津総合の勢いはまだ続いていた。
9回裏、
2点を入れ同点に追いついた。
そして、延長10回の裏、
サヨナラ勝利をおさめたのだ。
それもこれも、
8回裏の、あの「思いっきり」があったからだ。
私の目にはそう見えた。
そう。
野球には「勢い」というのがある。
(野球に限らないが)
その「勢い」を産むのは、
いつも決まって「思いっきり」なのだ。
そう、
高校野球がメンタルなスポーツだといわれる「ゆえん」だ。


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