今は我慢

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こんにちは。
拙作ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、君津高校の立石くんについて書きます。

といっても、16年前の話です。

立石くんは、入学した年の12月に入部しました。

普通のひとは、
入学と同時に入部するのですが、
立石くんには、
少しワケがありました。

中学時代から野球が好きで、
高校でもその野球を続けるつもりでした。

しかし、突然の足の痛みに悩まされ、
入部を躊躇(ちゅうちょ)していました。

でも、
好きな野球をあきらめることが出来ず、
入学して半年以上も過ぎた12月、
悩んだ末のやっとの野球部入部でした。

その後、私は、
ずっと立石くんのことが気になっていました。

写真は、
足の痛みが治らず、
グラウンドの片隅でみんなの練習を見ているところです。

その姿が寂しそうでした。

私から話しかけました。

すると、
痛い足を引きずりながら立とうとしました。

座ったままでは失礼だと思ったのでしょう。

見るからに優しくて、
まじめそうな高校生でした。

好きな野球を、
自分の意志で始めたのだから、
最後までやり通して欲しい。

そう思わずにはいられませんでした。

「夢はきっとかなう」

そんな月並みなことは言いません。

ただ、
何とか元気になって欲しい。

野球の神様っているんだよね。

きっと。

それを信じるしかありません。

それを信じたい。

いつかきっとプレーが出来るよ。












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